ServiceNow Japanは、農林中央金庫(以下、農林中金)がServiceNowを活用した汎用ワークフロー(全社利用の共通ワークフロープラットフォーム)を2023年8月にリリースしたことを発表した。
汎用ワークフローは、グループ全体で約6,000ユーザーが利用。旧システムで1年半を要していた開発は、8ヵ月で達成したとしている。
農林中金は、ServiceNowを全社業務のハブ、ワークフローのプラットフォームと位置づけ、業務の共通化・デジタル化を段階的に実施していくという。
また、ワークフロー実装にともなって開発体制も見直したとのこと。IT部門がビジネス部門を牽引していく形で、BPR(業務改革)、要件定義、テストシナリオの作成、実装(インプリメンテーション)までを構成。システムを整備し、生産性の高い開発体制を整えたことで、年間約40万件のワークフローが移行されたという。
農林中金は、ServiceNow導入をはじめとしたITインフラストラクチャの整備とあわせて、社内制度の見直しやワークスタイル変革も進めているとのことだ。今後は、業務体系のデジタル化の促進と職員体験の向上により、CX変革も加速していくという。
【関連記事】
・ServiceNowとデロイト、テクノロジー業界へキャリアチェンジを目指す女性を募集中
・SnykとServiceNow、SBOMの脆弱性インテリジェンスを提供するソリューションを発表
・ServiceNow、インド全土で3,500人を対象にトレーニングを実施 ANSRと協業