宮崎県都城市は、窓口DXの一環として「窓口DXSaaS」を活用した「書かないワンストップ窓口」を開始した。

窓口DXSaaSは、複数の事業者が「窓口DXに資する共同利用型のパッケージシステム」をガバメントクラウド上に構築し、自治体に向けてサービスを提供するもの。各自治体は、これらのサービスから自団体に合ったものを選ぶ仕組みになっているという。
書かないワンストップ窓口は、「書かない・待たない・回らない」をコンセプトに、市役所窓口業務の変革を支援するものだという。職員が内部データを活用したシステムを用いて、窓口で該当する手続きを把握。必要な事項を確認しながら利用者と一緒に手続きを進めていくという。利用者は内容を確認し、住所などが印字された申請書に署名をすると手続きが完了するとのことだ。
同サービスの対応範囲は「住民票の写しなどの各種証明書の申請」「転入、転居、転出、婚姻、離婚、出生、死亡に関連する手続き」であり、対象手続き数は176だという。同市は今回の導入により、総手続き時間の平均約4割削減を見込んでいるとのことだ。
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