日本オラクルと日立では、既存のデータベース環境を、データベース・クラスタリング技術「Oracle Real Application Clusters」を利用し、高性能・高信頼な「BladeSymphony」ならびに日立のエンタープライズ向けストレージ「Hitachi Universal Storage Platform V」に集約・統合するデータベース統合サービスの検討を進めてきた。
サービス提供に向けて、両社はまず、「オラクル・グリッド・センター」において、データベースの集約・統合におけるサーバ集約率ならびに処理性能への影響に関し、共同検証を実施。今から5年前に構築したMicrosoft Windows Server 環境のシステムを「BladeSymphony」の小型高集積モデル「BS320」上の「Oracle Database 11g」に集約するシナリオをモデルケースとして検証を実施した結果、PCサーバ24台で構成していたシステムを、処理性能はそのままで3枚のサーバブレードに統合でき、1/8に集約できることを確認したという。
このたび新設された「日立-Oracle DB統合センター」ではさらに、「データベース統合に関するテクニカル・サービス」「付加価値サービスの提供」などを視野に入れて検討を進めていくとのこと。
【関連URL】
・今回の検証結果概要ならびに技術資料
http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/soft1/oracle/news/index.html#20091026
・「オラクル・グリッド・センター」
http://www.oracle.co.jp/solutions/grid_center/
・「Oracle Real Application Clusters」
http://www.oracle.com/lang/jp/database/rac_home.html
・日立 統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」
http://www.hitachi.co.jp/bds/
・日立ストレージソリューション
http://www.hitachi.co.jp/storage/