2009年11月10日、米国インフォマティカ社は企業向けデータ統合ソフトウェアの最新版「Informatica 9」を発表した。インフォマティカ・ジャパンが16日発表した。
Informaticaは、企業のデータガバナンスを統合的に管理するための一連のソフトウェアのブランド。「可用性(=必要なときに必要なデータにアクセスできること)」「一貫性(=企業内のデータが一貫した整合性をもっていること)」「監査性(=データが適切な方法で管理されていること)」など、企業が組織的にデータを資産として管理する際に求められる各種の要件を実現するための手段を提供する。
最新版は、「エンタープライズデータ統合」「データ品質管理」「B2Bデータ交換」「アプリケーション情報ライフサイクル管理」「複雑なイベント処理(Complex EventProcessing-Cep)」「クラウドコンピューティング」という6つのカテゴリーを網羅する製品群で構成される。各製品は相互に連携できるものの、全体としてはオープンな設計となっており、従来型の企業内システムと、クラウド環境を利用したシステムのいずれにも適用できるとしている。
Informatica 9のリリースは、米国は2009年第4四半期、日本では2010年中旬をそれぞれ予定している。