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2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

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経済産業省とIPA、「DX推進スキル標準」を改訂 生成AIに関するスキル標準を追加

 経済産業省と情報処理推進機構(IPA)は、企業・組織のDX推進を人材のスキル面から支援する目的で2022年12月に公開した「デジタルスキル標準(DSS)」のうち、「DX推進スキル標準」に生成AIに関する改訂などを行い、バージョン1.2として公開した。

 両者は、生成AIの急速な普及を踏まえ、「DX推進スキル標準」について生成AI関連の補記や共通スキルリスト内の学習項目例を追加、変更するなどの改訂を行った。同改訂では、生成AIの特性をはじめとした以下の補記を行ったほか、共通スキルリスト内の学習項目例を追加・変更したという。

  1. 生成AIの特性
  2. 生成AIを含む新技術への向き合い方・行動の起こし方
  3. 生成AIに対するアクション:基本的な考え方
  4. 生成AIに対するアクション:詳細定義
  5. 個人として業務において生成AIを活用する例
  6. (ビジネス・業務プロセスの)生成AI製品・サービスを開発、提供する際の行動例

 補記では、生成AIの特性や、生成AIを含む新技術への向き合い方・行動の起こし方を各1ページで説明。生成AIを「活用する」場合と、生成AIを組み込んだ製品・サービスを「開発する、提供する」場合の観点から、必要なプロセス、留意点、行動例を紹介している。

生成AIに関するDX推進スキル標準の改訂要旨[画像クリックで拡大]

生成AIに関するDX推進スキル標準の改訂要旨

[画像クリックで拡大]

 特に、「開発する・提供する」場合では5つのプロセスを定義し、各プロセスにおいて「DX推進スキル標準」で定義済みの5つの人材類型(ビジネスアーキテクト、デザイナー、データサイエンティスト、ソフトウェアエンジニア、サイバーセキュリティ)における主要な行動例を示し、人材類型同士の連携と柔軟な対応が重要になるとしている。また、共通スキルリストでは、「データ活用」「テクノロジー」のスキルカテゴリーの学習項目例として生成AI関連の文言を追加・変更したという。

生成AI製品・サービスを開発、提供する際の行動例[画像クリックで拡大]

生成AI製品・サービスを開発、提供する際の行動例

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 なお、今回の改訂ではこの他に、5つの人材類型の1つである「ビジネスアーキテクト」に類似する職種である「プロダクトマネージャー」について定義し、ビジネスアーキテクトに関する補記として3月に先行して公開した内容も正式に追加したとしている。

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