TISインテックグループのインテックは、2024年7月に「Oracle Cloud Infrastructureマネージドサービス」のサポート範囲を拡張し、Oracle Cloud VMware Solutionの運用・保守サポートを追加したと発表した。Oracle Cloud VMware Solutionで必要となるVMware vSphere基盤の専門的な運用管理を、顧客に代わって同社が実施するという。
それにより、導入企業は既存のVMware vSphereシステムをOracle Cloud VMware Solutionに移行した後に必要となる、専門的な運用作業が不要になるとのことだ。

2024年2月に発表されたVMware製品のライセンス体系変更にともない、ほとんどの導入企業でライセンス費用が増加。そのため、今後VMware以外の代替製品やVMwareが実行できるクラウド移行の検討が加速しており、移行先の候補としてOracle Cloud VMware Solutionが挙げられているという。
今回のサポート範囲の拡張により、障害発生時の対応や日常運用で必要となる各種作業も同社が実施するため、顧客側は運用要員を確保する必要がなくなるという。また、同社のエンジニアがクラウド移行のアセスメントからOracle Cloud VMware Solutionの導入、運用までを一気通貫でサポートするとのことだ。
今後は、Oracle Databaseを含むミッションクリティカルなシステム移行を行う「Oracle Zero Downtime Migration」を利用し、OCIにデータを移行する際の停止時間を限りなくゼロに近づける仕組みの提供を予定しているという。
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