西海クリエイティブカンパニーは2024年9月3日、長崎県西海市役所(以下、西海市役所)が自治体向け生成AIサービス「ばりぐっどくん」の、庁内での有用性を検証するアンケート結果を公開したと発表した。
西海市役所は同サービスを全庁に導入。詳細な結果は以下のとおり。
利用頻度と継続利用率
導入開始から2ヵ月で、職員の57%がAIにログインし、そのうち87%が、継続的に利用を行っているとわかった。
本部セクションで高い有用性認識
いずれの部署も概ね8割以上、低くとも5割は有用性を認識している。部署ごとにみると、本部セクションほど有用性の認識が高いとわかった。
業務時間の削減効果
職員1人あたり、平均12分/日の時間削減効果を確認した。
業務別の有用性検証
職員の議会関連における業務では、下記グラフのとおりの成果を確認。特に、マネジメント層で高い効果を生んでいるとわかった。
また、企画立案における業務においても下記のグラフのとおりの成果を確認した。
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