SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Security Online Day 2025 春の陣(開催予定)

2025年3月18日(火)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

EnterpriseZineニュース

OpenAI Japan長﨑社長とPKSHA・弁護士ドットコムが語る生成AI最新動向、オンライン視聴も可能

OpenAI Japan合同会社 代表執行役社長 長﨑忠雄氏
OpenAI Japan合同会社 代表執行役社長 長﨑忠雄氏

 2024年9月27日に弁護士ドットコム主催で「Gen AI EXPO 2024」が開催された。OpenAI Japanの長﨑社長、PKSHA Technology上野山社長、弁護士ドットコムの元榮CEOを始め、生成AIのキーパーソンが登壇した。

 冒頭のセッションの上野山氏と元榮氏による対談では、AIの社会実装の現状と近未来の展望についての議論が展開された。上野山氏はPKSHA TechnologyのAI SaaS事業について説明し、約6000体のAIが様々な企業で稼働している現状を紹介。特にコンタクトセンター業務での活用例を挙げ、全体の30〜40%の業務をAIが担うことで人間のオペレーターがより複雑な対応に集中できるようになっていると述べた。

 一方、元榮氏は法律分野でのAI活用について語り、弁護士ドットコムが開発した法律特化型LLM「リーガルブレイン」を紹介。20年間で蓄積した正確性の高いリーガルデータを活用し、一般ユーザーが気軽に法律相談ができる環境を整えつつあると説明した。

株式会社 PKSHA Technology 代表取締役 上野山勝也氏
株式会社 PKSHA Technology 代表取締役 上野山勝也氏
弁護士ドットコム株式会社 代表取締役社長兼CEO/弁護士 元榮 太一郎
弁護士ドットコム株式会社 代表取締役社長兼CEO/弁護士 元榮 太一郎氏

 両氏は、AIの進化が人間とのコミュニケーションの在り方を大きく変え、新たな価値創造の可能性をもたらすと強調。上野山氏は「AIは人間の可能性を開くものとしてデザインされるべき」と述べ、元榮氏は「今はまさに誰もが同じスタートラインに立っている状況」と指摘し、AIへの積極的な関与を促した。

 続いてOpenAI Japanの代表執行役社長である長﨑忠雄氏が講演を行い、日本におけるOpenAIの役割とミッションについて語った。

 OpenAIは2015年の設立以来、人類全体に利益をもたらす汎用人工知能(AGI)の開発を使命として活動してきた。2024年4月には、日本法人が設立され、長﨑氏が社長に就任した。これは、英語圏以外への初の進出であり、日本のAI普及においても重要な意味を持つ。

 長﨑氏は、AIが社会に実装されていくことで、人類がよりよい世界で利益を得られるようにすることが重要だと強調した。AIモデルの開発だけでなく、APIサービスやSaaSソリューションの提供も行っていることを強調。特に、ChatGPTの週間アクティブユーザーが2億人を突破するなど、急速な成長を遂げていることを紹介した。

 日本企業のAI活用に関して、長﨑氏は個人レベルから企業レベルへのAI活用拡大、業務プロセスの自動化と効率化、AI搭載製品・サービスの開発による競争力強化などの展望を示した。同時に、データセキュリティとプライバシー保護、AI倫理とガバナンスの確立、AI人材の育成と確保といった課題にも言及した。

 さらに最近のサービスのラインナップと国内外の事例を詳しく紹介した。

 同イベントでは、エヌビディアやアリババクラウド・ジャパンなど多数のスピーカーの講演が行われた。

 イベントの内容は、10月17日(木)からオンラインでも視聴可能となる。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
この記事の著者

京部康男 (編集部)(キョウベヤスオ)

ライター兼エディター。翔泳社EnterpriseZineには業務委託として関わる。翔泳社在籍時には各種イベントの立ち上げやメディア、書籍、イベントに関わってきた。現在はフリーランスとして、エンタープライズIT、行政情報IT関連、企業のWeb記事作成、企業出版支援などを行う。Mail : k...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/20481 2024/10/01 12:22

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング