イオンスマートテクノロジー(以下、AST)は、12月1日に、イオンアイビス(以下、AIBS)のIT事業を分割・統合すると発表した。
ASTは、イオンのDXを推進するITインフラを担う企業として2020年に設立。最新技術を活用してイオングループのデジタルシフト戦略を具現化するためのプラットフォーム構築や、ID統合などを進めてきた。一方、既存のIT機能会社であるAIBSは、基幹系システムのモダナイズを進め、両社で協力しながらグループ各社と共にDXを推進してきたという。AIBSのIT事業をASTに統合することで、バックエンドからフロントまで一貫したサービスの提供が可能になるとしている。
グループトータルアプリである「iAEON(アイイオン)」をはじめとするデジタルサービスを一体運営することで、両社が保有する様々なソリューションの融合、さらに最新のデジタル技術によって進化させ、新たなサービス領域を創出しグループシナジーの最大化を図るという。また、内製化チームによる効率的なソリューション開発、一元管理されたグループデータの活用などを通じて、顧客体験の高度化(CX)、従業員満足度(EX)の最大化にも取り組む。
さらに新生ASTは、グループ全体のDXを推進させるため、デジタル人材育成の拠点としての役割も担っていくとしている。
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