HDEは2009年12月11日、メール誤送信対策ソフトウェア「HDE Secure Mail FINAL(HSMF)」を発表した。2010年2月15日より販売開始する。
今回提供を開始するHSMFは、同社が持つ関連分野製品を組み合わせたメールセキュリティの統合的なパッケージ。メールの誤送信による情報漏洩への対策として有効と考えられる「送信メールの一時保留」「添付ファイルのZIP暗号化」「添付ファイルのWebダウンロード」といった機能を統合的に提供する。
すでに、当該分野で実績を持つ同社では、メールの暗号化やWebダウンロード機能を提供する「HDE Secure Mail」や、メールの一時保留によって誤送信を防止する「HDE Mail Cop」などの製品を提供している。これらは、いずれも一定の支持を得ているものの、いずれも単機能であるために複数の機能が必要な場合は、個別に導入するなど不便な部分があったという。このような組み合わせニーズに対応するため、新製品の投入に踏み切った。
価格は100ユーザーで1,050,000円から。
「HDE Secure Mail FINAL」の主要機能
メール一時保留機能
添付ファイルの有無にかかわらず、送信メールの全てをサーバで一時保留。時間内であればメールの送信を中止できる。保留時間を過ぎたメールは自動送信される。保留時間はシステムで任意に設定可能。
添付ファイル付きメールのダウンロード機能
送信メールに添付ファイルがある場合、メールを一時保留するとともに、ダウンロードURLとログインパスワードを記載した通知メールを自動生成する。添付ファイルは直接メールで送信されない。なお、添付ファイルをパスワード付ZIPファイルに変換し、通常通りメールに添付して送信することも可能。
ファイルのWebアップロード機能
Webブラウザから直接ダウンロードサイトにファイルをアップロードすることも可能。メールに添付できないようなサイズの大きいファイルも受け渡しができる。