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キンドリル、AWS環境の設計・構築・運用を支援 ITインフラの深い知識がなくとも自動構築が可能に

 キンドリルジャパン(以下、キンドリル)は、アマゾン ウェブ サービス(AWS)クラウド環境の設計、構築、運用を包括的に支援するプラットフォーム「Kyndryl Developer Services」を発表した。

 同プラットフォームは、設計済みの構成テンプレートを活用してAWSクラウド環境を構築できる開発者向けのポータルが用意されており、マネージドサービスとして提供するとのこと。2024年11月より利用を開始するという。

 次の3つの特徴が述べられている。

1. DevOpsポータルの提供

 開発者が要件を選択していくだけでクラウド環境を構築できる、開発者向けのポータル。ITインフラの深い知識やスキルがなくても、アプリ開発環境やITインフラの自動構築が可能となり、ITインフラのための負担を軽減できることで、開発者は開発業務に注力できるという。また、ポータルを活用して情報の集約や選別を行うことにより、開発者や運用者の認知負荷を軽減し、業務の効率化や利便性の向上を図れるとしている。

2. 設計済みの構成テンプレートの提供

 ユーザーは、キンドリルが開発した標準テンプレートを利用できるという。テンプレートは、AWSが提供する金融リファレンスアーキテクチャの日本版を基に設計されており、金融業界で求められるセキュリティと可用性に関するベストプラクティスを利用した、高い安全性を確保するとしている。また、テンプレートを用いることでITインフラの標準化が可能となり、ITシステム全体の効率化に役立つという。今後は、順次テンプレートのラインアップを拡充していき、様々な業界ニーズに対応していく予定だとのことだ。

3. マネージドサービス

 キンドリルのエンジニアが、DevOpsポータルやテンプレートの利用を支援するサービスを提供するという。

 キンドリルは、AWSとのグローバルな戦略的パートナーシップに基づき、ミッションクリティカルなシステムを30年以上にわたり支えてきたと述べている。その経験を生かしながら、ハイブリッドクラウド/マルチクラウドの運用に関するスキルや知見を強みとして、AWSを活用したサービスの提供を推進しているとのことだ。これにより、同プラットフォームを利用するユーザーは、AWSのIT資源を最適なコストで利用することが可能に。加えて、既にキンドリルが提供している様々なクラウドサービスを利用することにより、問い合わせ対応、運用作業支援といった業務を支援することも可能だとしている。

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