キンドリルジャパン(以下、キンドリル)は、福島銀行のSBI次世代バンキングシステムに運用ベンダーとして参画すると発表した。地域金融機関のDXや業務改革に貢献していくという。
キンドリルは、AWS環境上に構築された勘定系パッケージや複数のベンダーが提供するSaaSから構成されるSBI次世代バンキングシステムの運用の中核を担うという。たとえば、キンドリルの統合監視ツールであるM&EaaS(Monitoring&Event as a service)を活用してアラートやイベントの管理、通知の自動化など運用業務の効率化を図り、最小限のオペレーション体制での運用を推進するとしている。また、SRE(Site Reliability Engineering)を適用し、運用のみならず開発を含めたシステム全体のサイクルを意識した運用プロセスをデザインすることにより、システムの品質確保や信頼性の向上を図るとのことだ。加えて、Kyndryl Consultのコンサルタントが、SBI次世代バンキングシステムに関する事業運営についてアドバイザリーサービスを提供し、非常時におけるシステム継続計画の策定を行ったという。キンドリルは、同取り組みを通して今後も多くの地域金融機関を支援していくとともに、戦略的パートナーとしてSBIグループ各社におけるシステム運用のモダナイズ、効率化にも貢献していくとのことだ。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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