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鹿児島県垂水市が、VMware仮想化ソリューションで行政システムを最適化

サーバを 1/5の台数に集約し、安定性確保とコスト削減を両立

大隅半島の北西部に位置し、鹿児島市と大隅半島を結ぶ交通の要衝である垂水市。

ネットワールドによれば、垂水市は、庁内業務のIT化も早く、メールやWebの活用はもちろん、Exchange Serverのパブリックフォルダを利用した情報共有などを推進し、2004年には地域イントラネット基盤施設整備事業を行うなど、県下屈指のIT先進自治体として評価されているという。

一方、サービスや事業の拡大に伴い、サーバの台数が急速に増えて、ハードウェアへの投資が嵩むばかりかサーバや空調機器が消費する電気代の費用負荷が問題となっていた。

また、業務のIT依存度が高まるにつれて、システム障害などの不測の事態にも市役所の機能に影響を及ぼさないよう、システムの信頼性・可用性向上を図る必要があった。

今回のプロジェクトでは、メーカーの保守期限切れが近づいた古いサーバ群を中心に仮想化を実施。ProxyサーバやDNSサーバなどのネットワーク系サーバのほか、Microsoft Exchangeサーバ、Active Directoryサーバ、セキュリティ用サーバなど合計
10台システムが、vSphere 4により2台の物理サーバに集約され、ラックの占有スペースも以前の6割程度に減ったという。

システム構築にあたっては、P2Vツールなどを利用した移行は行わず、今後もシステムを長く継続使用することを想定して最新のWindows Server 2008をvSphere 4の仮想化環境に新規構築する方法を採用。また、文書管理システムなどは、アプリケーションがWindows 2000 Serverだけに対応していたため、仮想化環境にそのまま移行しており、既存資産を有効活用することでシ
ステムの改修コストを削減できたとのこと。

また、垂水市は、市内に市民に解放する情報センターを設けており、外部のインターネットに接続されているため、市庁舎にDMZを設けて接続していた。このDMZも今回の仮想化基盤内に構築したことで、外部向けのネットワーク領域を物理的に構築するのに比べてコストが削減でき、セキュリティを維持。

バックアップ、ディザスタリカバリ対策も進んだ。従来はサーバごとにバックアップを取得していたため管理が煩雑で、システム復旧の際もOSの再インストールから行う必要があったのに対し、新しい仮想化環境ではvSphere 4から提供開始された純正バックアップ機能VMware Data Recoveryによる集中バックアップが可能になり、仮想サーバのイメージを戻すだけですぐにシステムを復旧可能となった。

垂水市は、今後、クライアント仮想化や基幹システム再構築プロジェクトへの適用などにVMwareの活用を検討していく予定だという。

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「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

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