2025年2月6日、日立ソリューションズ・クリエイトは、企業のサイバーセキュリティの人材育成、組織体制の強化を支援する「サイバーセキュリティトレーニング」のラインアップに、「AIセキュリティ基礎」(個人向け)を追加したと発表。同コースの提供により、AI開発者、AI提供者、AI利用者などの立場でAIに携わる人材の育成を支援するとのことだ。
同コースでは、基本的な内容からAIにおける脅威とその対策まで、適切にAIに携わるための知識を学べるという。基礎的な知識に加え、現場での経験・体験を踏まえたノウハウや実践的なスキルの習得も可能。現場で活躍できる人材の育成を支援するとのことだ。詳細は以下のとおり。
日立グループで蓄積されたノウハウ・スキルの習得が可能
講義動画では、AI開発者、AI提供者、AI利用者のサイバーセキュリティ対策について、同社のセキュリティ専門家と、講師を務めるホワイトハットハッカーが討議。日立グループ内で実践している対応方法や、現場での経験・体験談を通じて、マニュアルの知識にとどまらないノウハウやスキルを習得でき、AIに携わる社員・職員として活躍できる人材の育成に貢献するという。
基礎から学べる講義
講義には、「AIとは?」といった基本的な内容から、データポイズニングやプロンプトインジェクションなどのAIにおける脅威、AIセキュリティの事故・被害事例などの知識やノウハウを盛り込んでいるという。今後、AIの利用やAIシステムに携わる際などに、実践的なスキルを習得でき、現場で活躍できる人材の育成が可能だとしている。
サイバー攻撃の脅威を疑似体験
講義では、実際のサイバー攻撃の脅威を疑似体験できるという。ディープフェイクを使ったAI認証システム突破の脅威を体験することで、知識習得だけでなく、実践的なセキュリティ対策ができる人材の育成を支援するとのことだ。
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