テラスカイは、太陽生命保険の団体保険管理システム「おひさまねっと」の刷新を支援したと公表した。
太陽生命保険では、おひさまねっとが紙の申込書による業務を前提としたシステムであったため、事務負担やミスが発生するなどの課題を抱えていたという。そこで同社では、おひさまねっとの刷新を検討。「Salesforce Service Cloud 」と「Salesforce Experience Cloud」を導入することで、加入者・団体事務局・同社の法人営業や事務担当者の負担軽減、利便性向上を目指したとのことだ。
プロジェクトでは、複数の機能を段階的に開発。まず、大型の団体申し込みがある期日までに申し込み機能を実装することを目標に、2023年11月〜2024年4月にかけて、団体保険の申し込み機能の開発を行ったという。この短期間での団体保険の申し込み機能開発が評価され、2024年5〜9月には、拠出型企業年金の管理機能の開発を行ったとしている。
新おひさまねっとでは紙による申請がなくなり、申し込み時の記載ミスといった事務作業上の不備も10分の1に削減。営業面では、Web上で複数の商品を一度に申し込めるようになり、セットでの申し込みの割合が増えているという。
太陽生命では、今後おひさまねっとに団体保険の給付や請求に関する機能を追加する予定とのことだ。
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