バーレーン王国のアル・サラーム銀行(Al Salam Bank)は、Denodo、AWS、およびバーレーンを拠点とするシステムインテグレーターであるNAIB ITとの戦略的提携を締結した。
同契約は、バーレーンのビジョン2030(Vision 2030)とDXに向けた同国の方向性に沿って、銀行のデータとAIインフラを強化するためにDenodo Platformを導入することを目的としているという。
アル・サラーム銀行はDenodo Platformを通じて、様々なシステムにまたがる企業データを統合し、迅速な意思決定とイノベーションの推進を実現できるようになるとしている。この取り組みは、バーレーン王国の長期的な経済ビジョンに沿い、デジタルバンキングにおけるイノベーションをリードするという同銀行のコミットメントを反映したものだという。
また、ユニバーサルセマンティックレイヤーを含むDenodo Platformの論理データ管理機能により、基幹システム、クラウドベースサービス、フィンテックパートナーのデータ接続・管理といった、従来であれば数週間を要する作業も、数分で処理できるようになるとのことだ。異なるシステム間の相互運用性により、AIを活用した分析とレポーティングが可能になり、経営層や業務レベルでのデータ主導の迅速な意思決定の支援が実現されるとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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