2025年12月3日、インボイスは、鶴屋百貨店が「Gi通信」を導入したと発表した。
鶴屋百貨店では、手作業による照合と入力、部門やテナントごとの仕分け作業が煩雑になり、経理担当者1名が毎月丸1日(8時間)費やすほどの負担となっていたという。特に部門ごとの通信費管理が求められており、固定・携帯をあわせて毎月約50通、800回線分の請求書を受領。これらの照合と入力、そして約70部門への仕分け作業が経理部門の長年の課題となっていた。
Gi通信導入後は、約50通の請求書が1通に集約され、約800回線分の電話番号に部署やテナントの情報が紐づけられた請求データがインボイスから送付されるように。その結果、経理担当者は簡単な加工と確認作業のみで会計システムに取り込めるようになり、これまで丸1日を要していた作業が2時間へと短縮されたとのことだ。また、ペーパーレス化も進み、管理コストの削減につながったとする。
なお、新たに創出された時間で、バックオフィス業務のDX推進にも取り組んでいるという。
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