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NEC、警察・消防の指令室業務を高度化するエージェンティックAI技術を開発 グローバルの規制にも対応

 NECは、警察・消防などの緊急通報を受ける指令室業務を高度化する、次世代の緊急通報指令室における支援技術を開発した。

 同技術は、独自のAgentic AIを核とし、NECとNEC Laboratories Europe(以下、NEC欧州研究所)、NEC Software Solutions UKの連携により開発されたもので、マルチ言語に対応し、適応性が高くグローバルなカスタマイズが可能。これにより、2026年度中に、様々な国や地域で市民・顧客対応の実現への貢献を目指すとのことだ。同技術の詳細は以下のとおり。

  1. 状況把握から行動決定支援までの業務の自動化:指令室への緊急通報の会話内容をリアルタイムで解析し、抽出した重要な情報から状況分析と次にとるべきアクションを提案することで、オペレーターの把握負荷を軽減。これにより、オペレーターは従来よりも多くの情報に基づいた対応が可能になる
  2. 複雑な会話の内容を高精度に把握:専用のAgentic AIにより、会話内容の理解・分析を行い、誤った情報の混入や、会話の途中で状況が変化した場合でも、正確に緊急通報の内容を把握する。これにより、熟練のオペレーターのように安定した精度で緊急通報に対応することが可能
  3. 多様な言語とグローバル基準に対応可能:NEC欧州研究所が開発したAI技術を活用し、国際的に高まるAI活用への信頼性・透明性の要求に応え、様々な国や地域で使用可能。適応性の高いアーキテクチャにより、欧州連(EU)のAI規制法など様々な基準・規格へ適合させることができるという。また、英語をはじめとするマルチ言語対応を実現

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