2025年11月18日、NECは、「NEHOPS+(ネホップス・プラス)」を2026年度より提供すると発表した。
同社は、宿泊管理、顧客管理、売上・売掛管理など、ホテル業務の標準化や効率化を支えるホテル基幹業務システムとして「NEHOPS」を提供してきた。このNEHOPSを大幅リニューアルし、NEHOPS+として提供するとのことだ。
システムのリニューアルにおける3つのポイント
- 標準APIで多様なシステムと柔軟に連携:ホテル運営に欠かせない決済、CRM、モバイルキー、セルフチェックイン機、PBXなどの他システムと連携するための標準APIを整備。国際標準「HTNG Express」規格への準拠も視野に入れており、グローバル水準の接続性と拡張性を実現する
- 誰でも直感的に使いこなせる高い操作性:画面デザインを全面的に刷新し、オブジェクト指向UIデザイン手法を採用。目的の情報や機能にすぐアクセスできるようにした上で、ドラッグ&ドロップ、画面分割表示などの直感的な操作性を実現する
- 場所やデバイスを問わず利用可能:クラウド化とインターネット接続への対応により、専用線を不要とした。これによりフロントだけでなく、バックオフィス、ロビー、客室、廊下、さらには自宅や出張先からPCだけでなく、タブレットやスマートフォンを通じてシステムにアクセス可能に。また、セキュリティ・バイ・デザインに基づいて企画段階からセキュリティを組み込んだ設計を行っており、たとえばNEC独自の専用ブラウザ上で提供することで私用端末での利用を禁止するとともに、キャッシュデータや閲覧履歴を端末に残さず、機密情報の漏えいや不正アクセスを防止できる
なお、NEHOPS+の提供開始後は、定期的な標準バージョンアップにより、最新機能をすべての導入ホテルが利用できる環境を整備していくとのことだ。
【関連記事】
・Kong、MCP環境での構築・運用・探索・ガバナンスを支援する「Konnect MCP サポート」発表
・ローソンとNEC、映像認識AIとLLMで店舗従業員の作業を分析する実証実験開始 店舗作業30%削減へ
・NEC、VMware Cloud Foundation(VCF)によるモダンプライベートクラウド推進を発表
この記事は参考になりましたか?
- 関連リンク
- この記事の著者
-
EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア
