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Kong、MCP環境での構築・運用・探索・ガバナンスを支援する「Konnect MCP サポート」発表

 Kongは、企業がMCPやエージェント型AI開発を導入・拡大するのを支援する新しいサポート「Konnect MCP サポート」を発表した。AI Gatewayにおける新しいMCPゲートウェイ機能や、MCP対応のKonnectデベロッパーポータルが含まれ、MCPベースのツールやアプリケーションを、統合的かつ安全に構築・運用・探索・ガバナンスする手段を提供すると述べている。

 AI GatewayにおけるMCPガバナンス機能として以下を提供するとのことだ。

  • 一貫したMCPサーバーの自動生成と保護:Kongで管理されるAPIから安全なMCPサーバーを自動生成し、AIエージェントの市場投入までの時間を短縮。これにより、企業全体でMCP対応ワークフローを構築する際の開発者の生産性を向上させる
  • 集中型MCP認証:ユーザーは、Kong専用のMCP OAuth 2.1認証プラグインを使用することで、すべてのMCPサーバーを一元的に保護できる。このプラグインはトークンを検証し、全サーバーに対して一貫したセキュリティポリシーを自動的に適用するという
  • MCPの可観測性とガバナンス:MCPツール、ワークフロー、プロンプトに関するデータを取得し、Kong Konnectのダッシュボードで分析することで、コスト最適化・パフォーマンス監視・ガバナンス強化を実現。既存のLLM分析機能に加えて、開発者が構築するすべてのエージェントワークフローを完全に可視化することが可能に
  • シームレスなMCP対応アクセス:Konnect Developer PortalをMCPサーバーとして機能させることで、CursorなどのAIコーディングアシスタントによるAPIの発見とアクセスを可能に
  • AI Integration Composer:MCPサーバー向けに、インテリジェントなAPIエンドポイントをツールとして発見・構築・マッピングできる機能。これにより、KongはAIベースのインテグレーション分野への本格的な参入を開始するとのこと
  • AI Integration Runner:構築されたMCPツール、サーバー、およびインテグレーションに必要なコードを生成・実行する機能。これらすべてを、Kong AI Gatewayによって保証されるセキュリティ、信頼性、ガバナンスのもとで実現
Volcano

 また同社は、Volcanoという新しいオープンソースのソフトウェア開発キット(SDK)を導入し、MCP対応AIエージェントの作成を簡素化・高速化するという。Volcanoは、開発者に対して軽量かつ安全なフレームワークを提供し、API、MCPサーバー、Kong Konnectを通じてガバナンスされた他のAIシステムとシームレスに統合されるエージェント型アプリケーションの構築、テスト、デプロイを可能にするとのことだ。

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