デロイト トーマツ グループは、デロイトが米国・カナダ・オーストラリア・日本・シンガポール・韓国・メキシコなどの18ヵ国・地域のCEOなど経営者を対象に実施したアンケート調査「デロイト APEC CEO 調査2025」について、日本における主な調査結果を発表した。
同調査は2025年夏に実施し、短期(今後12ヵ月/2026年夏頃まで)並びに中期(今後3年/2028年夏頃まで)における自社の業績や成長領域、経済環境に関する課題についての認識を特定・分析しているという。
調査概要
- 調査対象:日本国内の上級経営者100名
- 調査期間:2025年6月下旬~8月上旬
- 調査方法:ウェブ調査
調査では、世界各地域の経営者の70%以上が短期的な自社業績について前向きな見方を示したという。他方、それに比べてグローバル経済の展望はそれぞれ10ポイント以上下がっており、楽観する割合が低くなったとしている。日本の経営者も同様の傾向を示しつつ、世界経済やAPEC地域経済の見通しについてより楽観的な傾向を示したとのことだ。
企業成長の主な原動力(短期と中期)については、AIを含む技術の活用が短期で42%と最も高く(1位)、中期に31%(3位)に下がる。これは他国よりも顕著な変化だという。一方で、イノベーション・新製品が短期の34%から中期に38%に増加し、成長ドライバーの1位になっている。次いで協業・販売チャネル拡大による成長が短期の32%から中期は36%(2位)に増加している。
また、世界の経営者の回答も同様の傾向が示されており、技術の活用が42%(短期)から40%(中期)に下がり、順位も1位から2位に下がっている。イノベーションや新製品は29%(短期)から42%(中期)に増加し、成長の主な原動力として1位である。米国は、技術の活用が引き続き1位(短期:44%、中期:47%)となり、割合が増え、かつ1位を維持している。イノベーション・新製品は24%から38%(2位)に増加している。
事業戦略を妨げる外部要因について、地政学的な不安定性は日本の経営者において46%と、短期的に最も大きな懸念事項とあげられ、中期的にも1位になったという。これは世界の経営者49%と同じ傾向だとしている。また、日本の経営者は労働力および技能の不足(40%)、サイバーリスク(39%)、インフレ(39%)を短期的な主なリスクと認識しているが、中期ではそれぞれ割合が下がっており、緩和されると予想されている。
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