ソフトバンクグループのリプレースに代表されるように、DBビジネスが好調なオラクル。
同社によればこの好調の象徴となる存在がExadataである。本発表会では、日本オラクルのDWHへの取り組みとして、ExadataとOracleDatabase 11gについての説明が行われた。
DWHの課題として、「データの大きさ」「整合性の持たないデータのコピーが複数存在すること」「エンドユーザーの要望が必ずしも満たされているわけではない」と指摘するのは、オラクル・コーポレーション データウェアハウス&言語技術担当バイスプレジデントのチェティン・オズブタン氏。特にユーザーの45%が検索パフォーマンスが遅すぎると感じているという。
この課題に対し、Exadataでは、その最大の特長である「スマートスキャン」や「Exadata Hybrid Columnar Compression」といった最新の技術により、データをコピーせず、さまざまな目的に使えるという。1つに集約して管理することで、サポート窓口も1本化できる。
また、オズブタン氏は、OracleDatabase 11gリリース2についても言及。組み込み型のアナリティクスである「Buily-in Analytics」や、大きなデータを小さな塊に分割する「パーテショニング」、「インメモリ・パラレル・エグゼキューション」など、パフォーマンス向上のための機能を紹介。
「SAPのHANA、IBMのDB2と比べても、十分な性能とパフォーマンスであると確信している」とオズブタン氏は自信を見せた。