検索サービス提供者における自殺予防に対する取り組みは、すでにいくつかの検索サービスサイトにおいて実施されてきたという。その取り組みにより、「自殺方法」などの自殺願望と関連するキーワードで検索する利用者に対し、自殺予防に関する有用な情報を提供するために、「国立精神・神経医療研究センター自殺予防総合対策センター」などの相談窓口の情報を掲載したページへ利用者を誘導するリンクを掲載している。
これまで、Yahoo! JAPAN、BIGLOBE、goo、iMenuなど、一部の検索サービス提供者においては、すでに上記のような取り組みが運用されてきたが、各社が設定するキーワードはそれぞれ独自のものであったという。
今回、新たに取り組みに参加する事業者も含めた検索サービス提供各社は、設定するキーワードの共通化などを図り、自殺予防への取り組みを強化していくとしている。共通の検索キーワードの作成にあたっては、国立精神・神経医療研究センター自殺予防総合対策センターの協力を得ているという。各社とも3月1日からはじまる自殺対策強化月間に合わせて、この共同の取り組みを順次開始する予定だという。
■参加事業者(事業者名:サービス名)
エキサイト株式会社:Excite
NECビッグローブ株式会社:BIGLOBE
NTTコミュニケーションズ株式会社:OCN
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ:iMenu、dメニュー
NTTレゾナント株式会社:goo
ソネットエンタテインメント株式会社:So-net
ニフティ株式会社:@nifty
ヤフー株式会社:Yahoo! JAPAN
楽天株式会社:Infoseek
■内閣府の「自殺対策強化月間」のWebページ
http://promotion.yahoo.co.jp/gatekeeper/