「Talend v5.1」は、グラフィカルなデザイン環境とエンジン不要のMapReduceコード生成プログラムにより、Hadoopプログラミングのおける複雑さを簡素化。ビッグデータソリューションの採用と導入を加速するという。Apacheバージョン2ライセンスの下に提供される「Talend Open Studio for Big Data」は、統合における効率性を向上するだけでなく、最新のパラレルプログラミングにおける専門技術(ビッグデータマーケットにおける高度なスキルセット)の必要性を緩和するという。また、「Talend Open Studio for Big Data」は、企業が接続されたレコードを特定して関連付けできるようにするデータクオリティ機能を提供するという。この機能は、すべてのApache Hadoopディストリビューションと互換性を持つという。
「Talend v5.1」は、ビジネスプロセスとESB上で稼動するWebサービスとの間をポイント&クリックの簡単な操作で繋ぐ、次世代の新しいコネクタとして、ESB(Enterprise Service Bus)とBPM(Business Process Management)を統合するという。BPMとESBテクノロジは、プロセスを生成し、容易に既存サービスインターフェイスを活用し、統合に関わるコストを削減し、ビジネスプロセスをテストおよび配備するための、もう1つの効率的かつ合理化された開発環境として、多くのSOA統合プロジェクトを補完するとしている。
「Talend v5.1」には、大規模なエンタープライズが管理用途で容易に導入を行うための次のような新しい機能セットが含まれているという。
・Talend Runtime OSGi準拠コンテナを更新するための自動デプロイ機能により、システム管理者のグループは、クラウドやオンプレミスにおけるランタイム環境の設定や更新を容易に管理。
・Hadoopに対するOozie管理フレームワークが、ビッグデータ関連作業におけるワークフロー管理、スケジューリング、そして総括管理を促進。
・セキュリティ追加レイアおよびHadoopにおけるビッグデータの格納と処理を許可するためのKerberos認証フレームワーク統合。
フリー製品である「Talend Open Studio for Data Integration」「Talend Open Studio for Data Quality」「Talend Open Studio for MDM」「Talend Open Studio for ESB」そして「Talend Open Studio for Big Data」のv5.1は、TalendのWebサイトからダウンロード可能だという。 また、「Talend v5.1」の商用製品は、既存・新規顧客に対し、サブスクリプション契約に基づいて提供しているという。
■TalendのWebページ
http://jp.talend.com