この調査の結果、アジア太平洋地域および日本の81%の企業で、災害が発生した場合にシステムやデータを完全に復旧できるかどうかに不安を持っており、過去1年間にデータ損失やシステム・ダウンタイムが発生した企業は、全回答企業の71%に上ることが明らかになったとしている。
この調査結果の要点は次の通り。
・アジア太平洋地域および日本の2,500社を対象に行われた最新調査の結果、81%(日本では89%)の企業が災害発生後の完全復旧に不安があると回答。
・調査対象企業の71%(日本では50%)が、過去1年間にデータ損失またはシステムダウン(もしくは両方)を経験。
・データ損失とシステムダウンの主原因のトップ3は、ハードウェアの障害が60%(日本では55%)、データの破損が49%、電力供給の問題が44%。
・データ損失とシステムダウンによる最も大きな影響として、42%(日本では38%)の企業が従業員の生産性の低下を回答。
・バックアップ・コピーをオフサイトで保管している企業のうち、今でもリカバリにテープを使用している企業は44%(日本では58%)、CD-ROMを使用している企業は37%。ただし、62%(日本では66%)の企業がすでにディスクベースのストレージを使用中。
・テープを使用している企業の83%(日本では68%)がテープからの完全な切替えを希望。
■調査結果の詳細
http://japan.emc.com/about/news/press/japan/2012/20120615-1.htm