新製品は、データセンター内のIT機器や各種アプリケーションの構成情報を自動収集し一元的に管理するものだという。さらに、動作するアプリケーションの依存関係を自動検知し可視化することで、パッチ適用時の影響範囲を迅速に把握することが可能で、メンテナンス作業における運用管理者の負担を軽減できるとしている。
また、新製品は、管理対象の物理サーバ上で稼働する仮想マシンの数が増加しても追加ライセンス料が不要な、仮想環境向けのプロセッサライセンスを提供しているという。
発表によると、新製品の主な特徴は次のとおり。
・IT機器やアプリケーションの依存関係を可視化
データセンター内のIT機器の構成情報を自動収集し、利用者や契約情報などの資産情報と紐付けて一元管理が可能。さらに、各機器上で動作する各アプリケーションの依存関係を自動検知・可視化できるため、パッチ適用に伴うサーバ停止などの影響範囲を事前に確認することが可能。これにより、動的に構成が変化するクラウド環境における構成管理の手間を削減。なお、アプリケーション間の依存関係を自動検知する機能は、新製品に組み込んだCA Technologies社の「CA Configuration Automation(CCA)」により実現。
・パッチ適用作業の自動化
各IT機器のファームウェア、OS、仮想化基盤、アプリケーションなどのバージョンやパッチ適用状況を一元管理し、予め登録した手順に従って、必要なパッチを自動適用することが可能。特に、高性能・高可用かつ省電力性に優れたSAN対応ストレージ「iStorage Mシリーズ」へのファームウェア適用は、無停止で実現。