NCLC は、NTT データとの協業により様々なSDN アプリケーション分野に取り組みOpenFlow/SDN ソリューションに取り組んで言うという。本日の発表でNCLCの代表取締役社長 関根尚氏は「大規模で複雑なネットワークはスケーラビリティや管理の限界を超えてきて、これがクラウドの運用のボトルネックとなっている。NTTデータのHinemosとPica8 の組み合わせにより、レガシネットワークからの移行やマルチテナントベースのネットワーク運用のソリューションを推進していきたい」と語った。
ネットワーク基盤を革新するPica8 のスイッチ
NCLC は、SDN を推進する業界団体であるOpen Networking Foundation(ONF)に参画し、同社のOpenFlow 対応スイッチを日本市場に投入した。
Pica8 社のOpenFlowスイッチは、従来のスイッチOSと異なる完全なマルチモジュール/マルチプロセスのアーキテクチャで設計されたOS を搭載しており、従来にないスピードで、新機能を追加・拡張することが可能。
OpenFlow/SDN への取り組みは始まったばかりであり、非常に速いスピードで技術が進化しているため、OpenFlow スイッチ側も、それに追従して技術イノベーションのスピードを向上させることが必須であり、Pica8社はそれを可能にしているという。
また、。Pica8 社のOpenFlow スイッチは従来のL2/L3 スイッチとのハイブリッドモードで動作することでマイグレーションパスを提供しながら、大手競合他社メーカーの同クラス製品よりも20%~60%低価格という革新的な価格を実現しているという。
Hinemos とPica8 社スイッチによるNCLCの仮想ネットワークソリューション
今回、NTT データとの提携により提供開始するHinemos は、従来からのシステム運用管理機能、仮想サーバ管理機能に加えて、今年6 月、NTT データにより仮想ネットワークの管理を可能にする「Hinemos 仮想ネットワーク管理オプション」が追加され、OpenFlowによる仮想ネットワークの監視や変更管理などを含み、データセンタやクラウド環境を一元的に運用管理可能となった。
仮想ネットワーク管理オプションの具体的な機能は以下のとおり。
「Hinemos VM 管理オプション」
・仮想サーバ基盤のトータルな運用管理機能の提供
・ゲストOS の監視や操作、各種ハイパーバイザーの監視
「Hinemos 仮想ネットワーク管理オプション」
・OpenFlow 技術を活用した仮想ネットワーク基盤に対する管理・監視機能の提供
・GUI による容易な仮想ネットワークの設計とOpenFlow スイッチへの設定反映
・物理ネットワークマップ上での仮想ノード間の経路情報の表示
・OpenFlow スイッチに対するコントローラの機能も合わせて提供
Hinemos とPica8 社のスイッチによる仮想ネットワークソリューションは、分かり易いGUI 画面でアイコンを操作するだけで、マルチテナントネットワークの構築、ジョブ管理機能と連動したネットワーク運用設定、通常経路と障害時の迂回経路の自動設定などが可能となる。
Himemos の「基本ライセンス」と「VM管理オプション」、「仮想ネットワーク管理オプション」を組み合わせて導入する場合のライセンス費用は、初年度620 万円(税別)~です(次年度は税別290 万円~)。
・問い合わせ先 : エヌ・シー・エル・コミュニケーション株式会社 IBRM 事業部
TEL:03-6229-8713 Email:pica8@nclc.co.jp