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NEC、中規模クラウド仮想化基盤向け新製品「CPSスタンダードパッケージR2」を発売

ソフトウェアとハードウェア、初期構築、ドキュメントをまとめたセット商品

「CPSスタンダードパッケージR2」は、事前に設計・検証を実施した製品(サーバ、ストレージなどのハードウェアとOS、仮想化ソフトなどのソフトウェア)、この製品を用いた初期構築、さらに説明書、運用ガイドラインなどのドキュメントをまとめて提供する、クラウド共通基盤構築のセット製品だという。増設が必要な場合でも、増設ユニット(ブレードサーバ、ストレージ等)を追加するだけで容易にシステムを拡張することが可能だとしている。

新製品は、これまで大規模仮想化基盤向け製品で導入していたリソースプーリングの思想をもとに設計しているため、システム利用者は、サーバ、ストレージ、OSなどのITリソースを必要に応じて利用することが可能だという。また、仮想マシン100台程度までの中規模な仮想化基盤構築に適しており、柔軟な拡張性をもつクラウド共通基盤構築を短期間で実現できるとしている。

発表によると、新製品の主な特徴は次のとおり。

・リソースプーリング思想に基づいた設計と事前検証
 従来、大規模仮想化基盤向け製品で導入していたリソースプーリングの設計思想を、今回の新製品にも適用。仮想化マシン構成(CPUコア数、メモリ容量、OS領域等)のパターンをテンプレートとして用意しており、このテンプレートを使用することで、事前に定めたモニタリング方式で管理可能。

・バックアップオプション製品の強化
 バックアップストレージとして、従来のテープ装置に加えて、重複排除技術を搭載したディスクバックアップ用ストレージ「iStorage HS3シリーズ」を選択可能。また、遠隔バックアップサービスと組み合わせることで、災害に備えた遠隔地へのリモートバックアップを低コストで実現可能。

・運用者の負担を軽減するドキュメントを提供
 「運用ガイドライン」は、仮想基盤運用に関する監視項目や障害対応の操作フローなどを記述しており、運用手順などのマニュアル作成のためのガイドとして利用可能。「利用の手引き」は、CPSをユーザのシステム環境に合わせてカスタマイズする際に必要となるネットワークやストレージ、バックアップなどの設定例をまとめており、基盤周辺の設定作業をさらに容易に。基本設計書にあたる「システム説明書」も加えこれら3つのドキュメントを活用することにより、基盤の構築作業や運用の工数を大幅に削減可能。

■「Cloud Platform Suite」の詳細
http://www.nec.co.jp/solution/cloud/privatecloud/cps/

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