IDC Japanの発表によると、2011年の国内MPS市場規模は295億2000万円で対前年19.3%の増加で、2011年~2016年における年間平均成長率(CAGR)は15.5%と、堅調な成長が期待されると予測していという。
また、IDC Japanは同レポートで「MPS提供には、ユーザー企業の出力環境を最適な状態に維持するサービス運用力、その運用を効率的に行うための設計力といった総合的サービス提供能力が重要である」としているという。
富士ゼロックスは2007年以降、ドキュメント・アウトソーシング・サービスを本格展開、オフィスの出力環境を最適化し、運用管理を請け負うマネージド・プリント・サービス「XOS」を提供してきた。リーンシックスシグマ手法による徹底した業務分析を実施し、具体的なデータと調査結果に基づく改善策の提案、MPS導入計画策定、導入、運用の徹底、継続的な改善まで一貫して行い、顧客の課題解決に対応してきたという。サービス事業で先行する米国ゼロックス・コーポレーションと連携して、TCO削減、生産性向上、ガバナンス強化など、さまざまな価値をワールドワイドに提供してきたとしている。
2011年には、従来のマネージド・プリント・サービスの対象範囲を広げた「エンタープライズ・プリント・サービス(EPS)」を、日本およびアジア・パシフィック地域で提供開始、オフィスにとどまらず集中出力センターやモバイル環境をも含む企業全体の出力環境を包括的にマネジメントするサービスに進化させたとしている。