「zBC12」は、従来の「IBM zEnterprise 114(z114)」と同価格帯で、4.2GHzで動作する32nm/SOI技術CMOSプロセッサーを搭載することで、コアあたりの処理速度は32%向上させているという。また、筐体あたりの処理能力向上により、統合可能な仮想サーバー台数が最大62%増加したという。
「zBC12」は、次のような4つを軸に、企業のビジネスの成長と変革を支援するとしている。
1. 全社規模のアナリティクスで知見獲得
基幹システム上のデータをリアルタイムで分析する「IBM DB2 Analytics Accelerator for z/OS(IDAA)」と、データ分析アプライアンス「PureData System for Analytics」を連携させることで、分析処理を大幅に短縮。
2. 基幹アプリケーションをモバイルに解放
新製品「CICS JSON Capability」や、モバイル・コンピューティング基盤構築支援の「IBM Worklight Studio」を組み合わせることで、モバイル端末から、スムーズかつセキュアに基幹システム上のアプリケーションを直接実行。
3. セキュアでオープンなクラウドでコスト削減
IBMの最新OS「IBM z/VM 6.3」は、高度なセキュリティー機能を有しながら、OpenStackに準拠。OpenStackに対応した、サーバー、ストレージ、ネットワークなど、さまざまなITインフラとの連携が可能。
4. 究極のセキュリティーと事業継続
暗号処理カード「Crypto Express4S」を利用することで、デジタル署名機能を追加し、EMVやPKCS#11など業界標準プロトコルをサポート。また、24時間365日の連続稼働を支援する災害対策ソリューション「IBM GDPS/Active-Active continuous availability(広域分散並列ソリューション)」も用意。