「OneLogin」は、クラウドとオンプレミス両サイトのユーザ認証が可能な、クラウド型シングル・サインオン・サービス。法人企業を主な対象とするこのサービスは、ユーザ認証の社内・社外の利便性の向上と、IT管理者の管理工数削減に有効だとしている。
Windows、Mac、シンクライアント・タブレットなど、多くのプラットフォームで利用できるという。また、IDとパスワード以外に、本人認証としてスマートフォンやUSBトークン/ICカードを利用することも可能だという。
企業内のActive Directory/LDAPにユーザ情報を置いたままクラウド認証に利用することができるため、セキュリティ面もすぐれているとしている。また、IT管理者は、ユーザのIDとパスワードをユーザ本人に伝えることなく、アクセス権を提供することが可能だという。このため、退社する社員を通じた企業情報流出から防衛することが可能だという。
これまでのシングル・サインオンは、社内に認証サーバーを設置する構成が一般的であったため、シングル・サインオン利用は主に社内環境だけの利用に留まっていたという。これに対し、クラウド型シングル・サインオンの構成は、社内・社外どこからでもアクセス認証ができ、環境依存のない利用が可能だという。
「OneLogin」には、すでにSalesforce、Google Apps、Microsoft Office 365、BOX、Yammer、Zendeskなどの大手クラウドサービス約3,000以上のサイト接続設定が登録されているという。そのため、1つのログインでどこからでもたくさんの事前登録サービスにアクセスすることが可能だという。