「Treasure Data Service」は、日本ではオンラインゲームやデジタル広告配信といったインターネットサービス関連を中心に普及しつつあるビッグデータ向けクラウドサービス。
ユーザー企業では、Webアプリケーションのログや広告配信データなどの大量データを「Treasure Data Service」上に蓄積し、分析に必要なデータをダッシュボード用サーバーに定期的に出力してレポートを共有したり、BIツールで再加工するという作業を行うのが一般的だという。
ユーザー企業からは、「Treasure Data Service」上の大量の生データに直接アクセスして、より柔軟に非定形な分析やレポートを行いたいという要望も寄せられていたという。
今回、リリースされた新機能「Treasure Query Accelerator」は、アドホックなクエリーを従来の10倍から50倍高速に処理できるため、ユーザーは大量なデータを使った非定形な分析やレポートを手軽に行うことができるようになるという。
また、Tableau Softwareの「Tableau8.1」は、独自の高速グラフィックス処理により人間の思考を妨げずにデータを可視化することができると同時に、サーバーの構築作業を行わずにデスクトップPC1台から導入可能で、インストール後すぐに利用できる最新BIツールだという。
「Tableau8.1」と「Treasure Query Accelerator」を組み合わせて利用することで、ユーザーは「Treasure Data Service」上のデータをより柔軟で容易に分析することが可能になるとしている。