「Riak Enterprise 2.0」は、 Apache Solrを統合するために「Riak Search」の完全な再設計を行い、大幅な性能改善を実現したという。
また、 新しい分散型データ型のサポート、設定管理およびユーザセキュリティの強化により、迅速な開発およびシンプルな構成を可能にするとしている。
このNoSQLデータベースの機能は、高可用性およびグローバルにスケーラブルなアプリケーションの迅速な開発のための使い易さと拡張性を、エンタープライズアプリケーションの開発者に提供するという。
発表によると「Riak Enterprise 2.0」の新機能は次のとおり。
・データ型の追加:高可用性および分断耐性の特徴を提供すると同時に、アプリケーション開発をシンプルにする新たな分散型データとしてセット、レジスタ、フラグそしてマップを追加。
・全文検索の再設計:Riak SearchをApache Solrエンジンに合わせて完全に再設計しました。SolrクライアントクエリAPIをサポートし、既存の幅広いソフトウェアや商用製品との統合が可能。
・セキュリティ:ユーザとグループを管理する認証および認可を追加。データアクセスおよび機能の権限を含むセキュリティ対策を、Riak内で行うことができる。
・簡単な設定管理:設定情報をどこでどのように保存するのか、わかりやすく透明性の高い形式にすることで、Riakの運用の容易性を改善。
・効率的なバケット管理:バケットプロパティを作成・管理しバケットのグループに適用することで、バケット全体を効率的に管理。
・階層型ストレージ:頻繁にアクセスされるデータを低遅延に最適化するために、 LevelDBユーザはデータファイルを2つのマウントポイントをまたがって分割することが可能。
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