「TIS XiCloud」は、IBMのPOWERアーキテクチャを基盤に採用した月額利用できるクラウドサービス(IaaS)。このサービスでは、AIXの開発・運用に多数の実績を持つTISと、IBM iの導入・運用を得意とするネオアクシスが、対象システムの移行診断から、環境の構築/移行、その後の運用までをトータルで支援する。
TISが「TIS XiCloud」のクラウドサービス全体の運営とAIX関連サービス提供を担当し、ネオアクシスがIBM iの構築支援・運用支援を担当するという。
「TIS XiCloud」は、金融業界を中心に活用の多いAIXと、製造・流通・サービス業などで利用されるIBM iという、POWERアーキテクチャの基盤上でのみ稼働するシステムにおいても、クラウド化に対する要望が高まっていることを受けて提供されるという。
「TIS XiCloud」は、次のメニューで構成される。
1. 診断サービス
調査表や分析ツールを使った調査と、専任SEのヒアリングによる診断。
2. 構築サービス
既存環境の使用状況の傾向分析から、最適なサイジングと新環境の構築支援。
3. IaaSサービス
PowerVM上の論理区画を月額課金型で提供し、システム資源の増強にも対応。
4. 運用サービス
24時間365日の問合せ窓口サービスと障害対応サービスを標準で提供。
なお、このサービスは一部で先行して提供を開始しており、すでに金融業での採用および稼動の実績があるとしている。また、IBM i向け仮想マシンの提供については、2015年1月から対応予定。
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