「オープンデータポータルソフト」は、オープンデータの公開基盤として世界でデファクトスタンダードとなりつつあるソフトウェア「CKAN」を活用して、これまでの実証実験におけるデータカタログサイト構築時の経験・ノウハウに基づき、短期間に低コストで利用者にとって使いやすいデータカタログサイトを提供するために開発したという。
「CKAN」は、イギリスの非営利団体Open Knowledge Foundationが開発したオープンソースのデータカタログシステムで、データの公開、共有、検索などの機能を備えている。
日立システムズは、日立グループが提供するオープンデータソリューションのラインアップの1つとして、「CKAN」を活用した「オープンデータソリューション データカタログサイト導入サービス」を提供する。
「CKAN」は、このソフトで構築されたほかのデータカタログサイトとデータ連携する機能を有しており、オープンデータがより利用しやすくなるという。
日立システムズは、「CKAN」の優れた機能を日本で使いやすくするための機能(検索機能や、データの一括ダウンロード機能など)を盛り込んだソフトウェアを独自に開発し、このソフトウェアを活用した導入サービスを提供する。
このサービスでは、どのようなデータが利用者に求められているかや、データ公開時の留意点をアドバイスするとともに、利用者のアクセシビリティとユーザビリティの向上に配慮した「見やすい」「使いやすい」画面デザインのデータカタログサイトを提供する。
「オープンデータポータルソフト」を活用してデータカタログサイトを構築することにより、どこに必要なデータがあるかを、利用者にわかりやすく公開することができるため、データはあるのに活用しにくいという課題を解決し、データの活発な利用を促進することができるとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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