販売を開始した「Cisco Meraki」製品は次の3シリーズで、各機器の設定やネットワーク全体の構成変更を、クラウドを通じて行うことができる。
- Wi-Fi アクセスポイント MR シリーズ:管理用に802.11n および802.11ac Wi-Fi を構築
- セキュリティアプライアンス MX シリーズ:集中管理されるセキュリティ、ネットワーク、アプリケーション制御
- L2/L3 スイッチ MS シリーズ:管理用に構築されるギガビットイーサネット
CTCは、製品の販売から設定、構築、保守サポート、運用代行サービスまでワンストップで提供する。流通業やサービス業など、多くの拠点や店舗を展開する企業や、拠点ごとのネットワーク管理を省力化したい企業を中心に販売するという。
「Cisco Meraki」は、企業のネットワークをクラウド上で管理できるため、拠点ごとのネットワークに設置する専用コントローラが必要なく、すべての端末の設定と管理をブラウザ上で行うため、ネットワーク管理者はインターネットと接続されたPCやスマートデバイスを通して、稼働状況や障害が発生しているかどうかを確認することができる。
そのため、ハードウェアの初期投資とネットワーク管理コストの削減ができ、設定変更代行、稼働レポート作成等の運用代行サービスと組み合わせることで、ネットワーク管理者の業務効率化による運用の改善が実現するとしている。
また、モバイルデバイス管理(MDM:Mobile Device Management)の機能が無償で提供されており、スマートフォンやタブレット端末等を「Cisco Meraki」から管理することができる。
CTCは、セキュリティ機器の状況を24時間365日遠隔から監視するCTCセキュリティ・オペレーション・センターを開設し、緊急時の対応、機器の設定変更や運用等を一元的に行う「CTCマネージド・セキュリティ・サービス(CTC-MSS)」の提供を10月から開始。CTC-MSSとセキュリティアプライアンス製品であるCisco Meraki MXシリーズを合わせたサービスも提供するという。