マイクロソフトは、2月から東日本と西日本のデータセンターから「Microsoft Azure」のサービスを提供しているが、それに加えて、2014年内に「Office 365」を、2015年第一四半期までに「Dynamics CRM Onlinelを国内データセンターから提供する。
それにより、マイクロソフトのパブリッククラウドサービスの中核となる「Azure」「Office 365」「Dynamics CRM Online」の3サービスを日本国内のデータセンターから提供することになるという。
日本国内における東日本、西日本の2リージョンのデータセンターからサービスが提供されることより、ユーザーはグローバルレベルのパブリッククラウドサービスと提供拠点が国内にあることの柔軟性を得ることができるという。
このため、国内の規制等で、国内にデータ保管することをパブリッククラウド利用の要件とすることが多い金融、医療や官公庁・地方自治体などにも、クラウド利用の選択肢が広がるとしている。
「Office 365」および「Dynamics CRM Online」を新規契約した場合は、すべて日本データセンターからサービスが提供される。また、現在「Office 365」を利用中のユーザーは、自動的に日本データセンターからのサービス提供へ移行される予定だという。