新ソリューションは、ストラトスフィアとの技術協力により開発されたもので、これまで、OpenFlowによるSDNソリューション「OmniSphere」対応の無線LANアクセスポイント「AT-TQ3600」、10ギガ対応インテリジェント・エッジ・スイッチ「AT-x510-28GTX」を開発し実証を重ねてきたという。
連携するベンダーとして、ラクラスの人事ワークフロー、クオリティソフトのIT資産管理ツール、トレンドマイクロの次世代セキュリティー・アーキテクチャによる脅威検知システム製品などがあげられており、連携ソリューションは順次拡大するとしている。それにより、「ネットワーク運用管理の効率化」と「セキュリティーの強化」を実現するという。
「Secure Enterprise SDN Solution」の概要は次のとおり。
(1) 人事ワークフロー/IT資産管理ソフトと連動し、ネットワーク運用管理を効率化
人事ワークフロー/IT資産管理データベースに対しネットワークポリシーを設定し、SDNコントローラーでネットワーク接続を自動制御。これにより、管理対象機器の設定工数の削減が可能。
(2) SDN技術と脅威検知システムを連携し、セキュリティーの強化を実現
SDN技術と脅威検知システム製品を組み合わせることで、検知した不審な端末や不正アクセスの通信を動的に隔離・ 遮断する不正侵入の防止とともに、セキュリティーにおけるグレーイベントをハンドリングし、ネットワーク側で不正アクセスを自動的に制御。それにより、セキュリティーリスクの最小化と早期復旧を実現。
また、オフィスにおけるワークフロー、就業管理、人事デ ータベース、給与計算システムや、IT資産管理、セキュリティー統制、脅威検知システムなどと連携、連動することにより、アプリケーションとネットワークの双方を監視するダブルセキュリティーチェックを行う。