このソリューションは、ベストプラクティスやリファレンスアーキテクチャを使用することで、4週間でIT-as-a-service(ITaaS)を実装することができ、パブリッククラウドサービスの速さと俊敏性、またプライベートクラウドインフラストラクチャの管理の容易とセキュリティ面における安全性のどちらも両立することが可能になるとしている。
IT部門は、信頼性の高いクラウドサービスを提供する仲介役としての役割を果たしながら、ハイブリッドクラウドの標準化のベースとなる管理機能とオーケストレーションテクノロジーを活用できる。
それにより、従来型アプリケーションと次世代アプリケーションの両方をサポートし、経済的メリットのあるハイブリッド クラウド ソリューションが実現され、ビジネスにもたらす価値を実証するとともに、シームレスでセキュアな管理環境を提供できるようになるという。
「EHCソリューション」の主な特徴は次のとおり。
■ITaaS(IT-as-a-Service)を実現
- EMCプロフェッショナル サービスを通じて4週間で導入が可能。
- あらゆる範囲をカバーする自動化データサービスの利用。
- VMware vCloud Air、Microsoft Azure、AWS、またEMCのテクノロジーを基盤にした他のクラウドサービスプロバイダをベースにした幅広いパブリッククラウド サービスとの統合。
- 「VCE Vblock」システムと「VSPEX」などのベストプラクティスやリファレンスアーキテクチャの提供により、短時間で展開することが可能。
- EHCとして認定されたシステムに対してEMCのカスタマーサービスが単一窓口によるサポートを提供。
■エンジニアリングのハイライト
- すべてのコンポーネントが確実に連携して機能を発揮できるように、エンドツーエンドのテストと検証を実施。
- 導入・展開を促進するベスト プラクティスとリファレンス アーキテクチャを用意。
- 顧客企業にに共通するユースケースをベースにした数百のワークフローにより、セルフサービスの提供と利用を促進。
- カスタムエンジニアリングしたデザインテンプレートが、インフラストラクチャの事前定義されたサービス レベルを提供し、さまざまなアプリケーションをサポート。
■MicrosoftおよびOpenStack向け「EHCソリューション」を提供予定
- 既存のオンプレミスEMCストレージとWindows Server Hyper-VインフラストラクチャをAzureと統合し、ハイブリッド環境全体を通じてアプリケーションを柔軟に展開。
- クラウドプラットフォームのタイプに関係なく、ハイブリッド クラウド環境を成功へ導くためのサポートを提供。
- 現在提供しているVMware向けの「EMC Enterprise Hybrid Cloud Federation SDDC Edition」と同じ価値とメリットをMicrosoftおよびOpenStack環境に展開。
■EMC Enterprise Hybrid Cloudサービス
- EMC Managed Services for Enterprise Hybrid Cloud: 「EHC」のSLA(サービス レベル契約)を通じ、エンドツーエンドの運用管理サービスを提供。
- EMC Cloud Advisory Service: クラウド環境における処理負荷の適合性を判断するためのアプリケーション要件の分析を行い、コストと機能の要件に基づいてパブリッククラウドやプライベートクラウドの適切な環境を提案。
- EMC IT Transformation Workshop: 無償の戦略的プランニングサービスを通じ、EMCが、顧客企業のサービス戦略、アプリケーション、運用モデル、インフラストラクチャなど、IT変革のための具体的な手順の優先度の決定をサポート。
- Education Services(教育サービス): 「EHC」を管理、運用するITスタッフ向けにトレーニング サービスを提供。