「NTTコミュニケーションズ APIゲートウェイ」は、NTT Comが国内主要通信会社として初めて、複数のサービスをまとめ、APIの仕様を揃えて提供するもの。また、申込み状況などビジネスプロセスのAPIを提供するのも、国内主要通信会社として初のことだという。
「NTTコミュニケーションズ APIゲートウェイ」は、NTT Comのサービスの利用企業のほか、サービスを利用したソリューションの開発・利用・提供販売を行っているシステムインテグレータやソフトウェア開発事業者など、パートナー企業のビジネスプロセスを効率化するとしている。
「NTTコミュニケーションズ APIゲートウェイ」の概要は次のとおり。
(1) APIの共通化と利用のための支援:業界標準のREST形式、OAuth認証を用いて、サービス間でAPI仕様を共通化し、顧客企業システムへの組み込みを容易に。さらに、今後情報提供サイト「開発者ポータル」を通じて、APIの仕様や組み込みノウハウを広く情報公開していく予定。
(2) グローバルシームレスに利用可能:グローバルでビジネスを展開する企業やパートナー企業が、世界中のどこからでも安定したレスポンスでサービスを利用できるよう、提供拠点を日本、米国、欧州に設置。
(3) APIログ提供で監査対策も可能:全てのAPIトランザクションログをAPIで提供するため、情報閲覧/操作の追跡や、コンプライアンス監査への対応が可能。
(4) 充実のセキュリティ対策:APIゲートウェイは、DDoS対策、Web Application Firewall、不正APIアクセス対策などの重層的なセキュリティ対策により防御されているため、安全にAPI利用が可能。
なお、APIを提供するサービスは次のとおり。NTT Comでは、APIを提供するサービス、および各サービスの機能は順次拡充していく予定だとしている。
・ネットワークサービス:Arcstar Universal One/Arcstar Universal One Virtual/Arcstar Universal One モバイルグローバルM2M
・クラウドサービス:Bizホスティング Enterprise Cloud/Bizホスティング Cloudn/Nexcenter
・アプリケーションサービス;Arcstar UCaaS(ユニファイドコミュニケーション)/Arcstar SIP Trunking(外線通話)/Bizメール