「Trend Micro情報漏えい対策オプション」は、USBストレージデバイスやスマートフォンなどのクライアントPCへの接続を制御するほか、独自のテンプレートを使って機密情報や個人情報が含まれるファイルの流出を監視・ブロックする機能を提供している。
このテンプレートにおいて、「ウイルスバスター コーポレートエディション」11.0および10.6用マイナンバーテンプレートを新たに提供するという。
マイナンバーテンプレートを使ってマイナンバーをはじめとする特定個人情報を含むファイルを検知する設定をしておくことで、クライアントPCからUSBストレージデバイスへのファイルのコピーやメール添付、オンラインストレージへのファイルアップロードのタイミングでファイルをスキャンし、マイナンバーなど特定個人情報が含まれるファイルを検知し情報の外部漏えいをブロックする。
さらに、「Trend Micro Control Manager」との連携による「データ検出機能」を利用することにより、各クライアントPCに保存されているWord、Excelなどのファイルの中身をスキャンし、マイナンバーなどの特定個人情報が一定数以上含まれるファイルが保存されていないかを確認し、その検出結果を管理画面で可視化することができる。
この機能を定期的に利用することにより、従業員のPCに不適切にマイナンバーを含む特定個人情報が保管されていないかのチェックが可能となり、マイナンバーの取り扱いに関する企業内におけるコンプライアンス遵守の強化を支援するとしている。
企業におけるマイナンバーの運用においては、特定個人情報保護委員会のガイドラインにおいて、企業に向けた多様な「安全管理措置」が示されている。
トレンドマイクロでは、企業における「技術的安全管理措置」を強化するために、「ウイルスバスター コーポレートエディション」のほか、次のようなセキュリティ製品を提供し、今後はその他の製品についても、マイナンバー制度に対応していく予定だという。
- 総合サーバセキュリティ対策製品「Trend Micro Deep Security」
- 次世代メール攻撃対策アプライアンス「Deep Discovery Email Inspector」
- 標的型攻撃攻撃対応ソリューション「Deep Discovery Inspector」