「Oracle Documents Cloud Service」は、REST APIを提供し、追加の課金なしに「Oracle Marketing Cloud」や「Oracle Service Cloud」などをはじめとするOracle SaaS やOracle PaaS、他社製アプリケーションなどとの連係や組み込みが可能。
また、オンプレミスのコンテンツ管理基盤「Oracle WebCenter Content」とのハイブリッド構成も予定しているという。今回、追加された機能は次のとおり。
・「Office 365」との連携:「Office 365」から「Oracle Documents Cloud Service」上のファイルを「開く」「保存」するが可能に。
・REST APIの強化:REST APIサンプルおよびWADL(Web Application Definition Language)定義ファイルを提供し、より効率的な開発環境を提供。
・グリッド表示:リスト表示に加え、デジタル・アセット管理として活用できるサムネイル表示に対応。
・ファイル説明文の追加:「Oracle Documents Cloud Service」内のファイルに対して、内容をテキストで記述できる「説明」ボックスを追加。
・管理者メニューへのクイック・アクセス:管理者画面からユーザー管理およびサービス制限・使用状況に簡単にアクセス可能に。
また、日本オラクルは、企業顧客への「Oracle Documents Cloud Service」導入に際し、クラウド環境における運用、セキュリティ確保、Oracle SaaS連携などの次のようなコンサルティング・サービスを提供する。
・アクセス管理やバージョン管理などを含む運用ポリシーとオペレーションを設計。
・パブリック・クラウド、プライベート・クラウド、オンプレミスの複数環境を統合させた、高セキュリティで多様なニーズにあわせたソリューションをパッケージ化して設計・導入支援。
・「Oracle Marketing Cloud」「Oracle Service Cloud」とパッケージ化して設計・導入支援。
なお、「Oracle Documents Cloud Service」は、1ユーザー当たり月額利用料金1,630円(税抜、最小25ユーザーから)で、1アカウント当たり初期容量を500GBから提供し、アップロードするファイル単体の容量に制限はない。