「RSA Archer GRC」は今回、グローバル対応として、日本語、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、簡体中国語の9種類の言語に表示画面を切り替えられる機能を追加した。
ユーザーは、各国語の言語パックを言語数に関係なく無償でダウンロードして使える。これにより、海外拠点を持つ企業や、外国人が就業する企業のガバナンス、リスク管理、コンプライアンスの実施において、言語に起因する回答の信頼性、整合性、評価の有効性の諸問題を解決するとしている。
たとえば、日本法人では、大多数の社員である日本人は日本語で、フランス法人からの赴任社員はフランス語で、南米の工場ではポルトガル語で使用でき、統一されたレベルで、GRCを遂行できるという。
「RSA Archer GRC」は、2011年に国内での提供を開始して以来、金融損保、製造業を中心に導入が進んでいるという。EMCでは、GRC活動を推進、定着させるためには、状況の理解と共有を実現できるGRCプラットフォームのグローバル化が特に重要と考えており、「RSA Archer GRC」は、提供当初よりダブルバイトのデータやカスタマイズをサポートし、グローバル化を推進してきたという。