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サイオス、VMware仮想環境のシステム最適化と問題解決を行う機械学習搭載ITオペレーション分析製品

 「SIOS iQ Standard Edition」は、2月から提供中の無償版「SIOS iQ Free Edition」の機能に加え、VMware仮想環境の性能問題の原因分析と予測をする機能を新たに搭載し、システムの性能問題の迅速な解決と未然防止に対応するという。

 「SIOS iQ Standard Edition」は日本、米国、欧州の各市場向けに販売されると共に、Free Editionの提供も継続される。

 「SIOS iQ」は、成長し続けるビジネスやサービスを支えるシステムに対するニーズに応えるべく、VMware仮想環境で稼働するシステムの最適化と問題解決を迅速に行うために、機械学習技術を用いて開発されたソフトウェア。

 今回新しく追加された性能問題の原因分析・予測機能は、従来の閾値による異常検出とは全く異なるアプローチを採用し、異常値の判断基準となる閾値やポリシーを設定する必要がなく、企業のシステム管理者と運用担当者に全く新しい問題解決手法と運用効率の改善をもたらすとしている。

 「SIOS iQ」は、物理ホスト、ストレージ、仮想マシン、アプリケーションなど、システムを構成する全ての要素の振る舞いを、24時間×365日、包括的に監視。その中で日常的な振る舞いと要素間の相関関係・相互依存性を自身で学習し続け、閾値やポリシーを使うことなく、アノマリ(異常)を検出すると同時に原因分析を行う。

 「SIOS iQ」のアノマリ検出と原因分析能力は、発生した問題の迅速な解決を可能にするだけでなく、システムへの影響も予測するので、深刻な問題の発生を未然に防止し、システムのサービス・レベルの向上にも寄与するという。

 「SIOS iQ Standard Edition」の主な機能と特徴は次のとおり。

 ・システム性能上の問題の予測・検出・原因分析

 物理ホスト、ストレージ、仮想マシン、アプリケーションなど、システムを構成する全ての要素の振る舞いを、24時間×365日監視し、日常的な振る舞いと要素間の相関関係・相互依存性を学習し続けて、アノマリ(異常)を検出すると同時に原因分析を実施。

 また、従来のような閾値やポリシーを設定する必要がないため取り扱いが容易で、起こりうる問題の発生も予測しますので障害が発生する前に対処することが可能となり、仮想サーバー運営管理の生産性が大幅に向上。

 ・フラッシュ・リード・キャッシュの効果分析・設定値の提案

 vSphereのvFRCや各フラッシュ・ストレージ・メーカーが提供するフラッシュ・リード・キャッシュ機能における最適なキャッシュサイズとブロックサイズを「SIOS iQ」が導き出して提案。

 たとえ高速なオール・フラッシュSANでさえ、ローカル・フラッシュ・リード・キャッシュを利用することのメリットは大きいといわれているが、最適なキャッシュサイズとブロックサイズを見つけることは容易ではない。

 「SIOS iQ」は自身でシステムの振る舞いを学習することにより、キャッシュサイズとブロックサイズの最適値を分析し、設定を変更した場合の効果(IOPS/レイテンシー)を予測。

 ・PERCダッシュボード(SIOS PERC Dashboard)

 PERCダッシュボードは、性能(Performance)/効率性(Efficiency)/信頼性(Reliability)/キャパシティ(Capacity)の4つの指標で、VMware仮想環境を評価し、迅速・明快にシステムの堅牢性を把握することを可能に。

 また、シンプルで簡単な操作で、症状/影響範囲/原因/提案などの詳細な情報を参照することができるため、俊敏に問題解決や最適化のアクションを取ることが可能。

 ・Microsoft SQL Server専用拡張機能

 VMware仮想環境で、Microsoft SQL Serverを利用している場合、SQL Serverの振る舞いとその他の要素の相互関係を学習するので、性能問題に関し、さらに詳細な分析を行うことが可能。

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