SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZineニュース

国内モバイルデバイス市場、2015年通年のビジネス市場は16.5%減と予測――IDCが発表

2015年第2四半期は前年同期比5.8%減の1,065万台

 発表によると、2015年第2四半期の国内モバイルデバイス出荷台数は、前年同期比5.8%減の1,065万台となった。

 スマートフォン市場は、新製品の投入やフィーチャーフォン形状でAndroidを搭載した製品の出荷増によって前年同期比23.6%増のプラス成長となった。

 しかし、タブレットは家庭市場での買替えサイクルの長期化や大画面スマートフォンの影響から、前年同期比13.4%減となり、PCは2014年のWindows XPサポート終了に伴う特需の反動の継続および円安の影響によるITサプライヤー(ベンダー)提示価格と市場希望価格とのギャップの拡大によって、同36.0%減の大幅なマイナス成長であった。

 PCの出荷台数の減少が国内モバイルデバイス市場全体に影響を与え、マイナス成長につながった。

2015年通年は前年比4.1%減の5,000万台と予測

 2015年通年の国内モバイルデバイス市場は、前年比4.1%減の5,000万台と予測している。PC市場は、ビジネス市場を中心に2014年のWindows XPサポート終了に伴う特需の反動が2016年まで続くことが予測される。

 また 家庭市場ではPCの購買を促進する要素は少なく、Windows 10対応製品の発売は年末商戦で一時的に出荷を底上げすることが予測されるものの、それに伴う買い控えやITサプライヤーの生産/出荷調整が年内は続くことにより、2015年通年でマイナス成長が続くと考えられる。これらによって、PC市場は2015年も2桁のマイナス成長になると予測される。

 一方、タブレット市場はビジネス市場での導入が進むことが予測されるが、家庭市場ではWindows 10を搭載したタブレットの影響は限定的にとどまり、タブレットの需要が一巡したことや大型スマー トフォンとの競合によって市場全体としては前年比マイナス成長になると予測している。

 しかしながらスマートフォン市場は、フィーチャーフォン供給の環境変化からスマートフォンへの切り替えが進むことでプラス成長が予測される。市場の過半数を占めるスマートフォン市場の底支えによって、2015年の国内モバイルデバイス市場の家庭市場向け出荷は前年比0.2%増の3,879万台、ビジネス市場向け出荷は16.5%減の1,121万台、国内モバイルデバイス市場全体では4.1%減の5,000万台と予測している。

 IDC Japan PC,携帯端末&クライアントソリューション シニアマーケットアナリストの浅野浩寿氏は、「国内モバイルデバイスビジネス市場の中心はPCである。ビジネス市場のPCのWindows XPマイグレーションの影響は、2016年まで続くと予測される。しかし、2017年以降企業のPC買替えサイクルは通常に戻り、2020年のWindows 7のサポート終了に向けて出荷が増加し、これによってモバイルデバイス市場も拡大していくと予測される」と述べている。

参考資料:国内モバイルデバイス市場 出荷台数予測、2013年~2019年(作成:IDC Japan)  

 今回の発表について詳細は、IDCが発行した「国内モバイルデバイス市場 2015年第2四半期の分析と2015年~2019年の予測」にまとめられている。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/7228 2015/09/14 16:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング