発表によると、2014年の国内Storage in the Cloudの売上は前年比37.8%増の274億4,600万円となった。
また、同市場の2014年~2019年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は22.0%、2019年の市場規模を741億6,100万円と予測している。
IDCでは、国内Storage in the Cloud市場は、2015年以降も成長を継続するとみている。サービス価格の下落は進行しているものの、クラウドサービス全般に対するユーザーの利用意欲は高く、国内Storage in the Cloud市場としても拡大の余地が十分に残っている状況にある。
また、クラウドサービスをいかに利用すべきかについての知識、経験も豊富になるにつれ、市場は拡大するとみている。
IDC Japan ストレージシステムズ マーケットアナリストの宝出幸久氏は、「国内Storage in the Cloud市場は、国内ストレージ市場における成長分野の1つであり、今後も市場規模が拡大すると共に、国内ストレージ市場に与える影響力も高まっていくと考えられる。国内Storage in the Cloud市場においては、ハイブリッドクラウドの実現やクラウドストレージサービスのエコシステム構築に留意すべきである」と分析している。

今回の発表について詳細は、IDCが発行したレポート「国内Storage in the Cloud市場 2014年の実績と2015年~2019年の予測」にまとめられている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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