SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Enterprise IT Women's Forum

2025年1月31日(金)17:00~20:30 ホテル雅叙園東京にて開催

Security Online Day 2025 春の陣(開催予定)

2025年3月18日(火)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

EnterpriseZineニュース

2015年の国内SDN市場は200億円規模に――IDCがSDN/NFVに関する国内市場予測を発表

2015年~2020年のデータセンターSDN市場は38.5%の高成長を続けると予測

 最も先行してきたデータセンターSDN市場では、商用環境や本番環境への導入が進んだ。「第1の収穫期」とも言える2015年は、2014年を上回る成長率で拡大し、市場規模は121億7,900万円に達した。適切な適用先を発見しつつあるデータセンターSDN市場は、導入顧客や規模の拡大、そしてソリューションの進化と共に適用領域が広がり、2015年~2020年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は38.5%と高い成長を続けるとIDCでは予測している。

 国内NFV市場も2016年以降、本格的な立ち上がりが見込まれる。国内大手通信事業者のvEPC(virtual Evolved Packet Core)の商用展開が始まっているように、モバイルコアの仮想化がNFV市場の先導役になるとみている。vEPC/vIMS(virtual IP Multimedia Subsystem)に加えて、vE-CPE(virtual Enterprise Customer Premises Equipment)、vRAN(virtual Radio Access Network)、vRouterといったユースケースが国内NFV市場をリードし、2015年~2020年のCAGRは53.9%と予測している。

 特に2020年にサービス開始が予定されている5Gサービスを見据えた設備投資が始まる2019年頃に成長が再加速するとIDCではみている。企業ネットワークSDN市場においては、企業ネットワーク領域で高い存在感を有するシスコシステムズやアライドテレシスなどが、企業ネットワークを対象としたSDN関連ソリューションの展開を本格化させたことは市場にとって プラス要因と言える。

企業ネットワークSDN市場の2015年~2020年のCAGRは41.6%と予測

 また、企業ネットワークSDNが提供する根源的な価値が、これからの企業ネットワークの方向性に合致している点で潜在的な成長可能性を持っているとIDCではみている。こうしたことから、企業ネットワークSDN市場の2015年~2020年のCAGRは41.6%と予測している。

 NTTのNetroSphere構想に代表されるように、通信事業者はこれまで以上に、柔軟で迅速、かつ多様なネットワークを実現できる自由度の高い次世代ネットワークを構想している。こうした次世代ネットワークの実現には、NFVやSDN技術の活用が必須であり、通信事業者ネットワークにおける仮想化の動きは不可避と言える。

 IDC Japan コミュニケーションズ グループマネージャーの草野賢一氏は、「通信事業者向けベンダーはNFV化に積極的に取り組むべきである。汎用プラットフォームでは通信事業者が求める性能や信頼性を担保できないといった、仮想化に取り組まない理由はいったん捨てるべきである。汎用プラットフォームをどれだけ有効に活用できるかが、これからのベンダー間の成否を分けるポイントになる」と述べている。

参考資料:国内SDN市場支出額予測:2014年~2020年(作成:IDC Japan)  

 今回の発表はIDCが発行した「国内SDN、NFV市場予測、2016年~2020年」および「2016年国内SDN/NFV市場動向分析:広域ネットワークへの適用と通信事業者、データセンター事業者への影響」にその詳細が報告されている。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/7883 2016/03/29 12:45

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング