EDB Postgresは、PostgreSQLをエンジンとしたエンタープライズデータベースであり、EDB Postgresに特化したクラスタウェアをはじめ、コマンド1つで複数データベースのバックアップ取得/管理ができるバックアップツール、性能監視や周辺システムとの連携ツールなど、企業システムのデータベース運用で求められる機能がオールインワンで提供されている。
また、Oracle Databaseとの高い互換性により既存プログラムが有効活用できることやスモールスタートが可能な柔軟なライセンス体系であることから、汎用的なデータベースに代わるデータベースの選択肢として、企業での採用が進んでいるという。
「SI Object Browser」は、今回、顧客から数多くの要望が寄せられていたEDB Postgresの機能に対応した「SI Object Browser for Postgres V2.1」をリリースすることで、他の商用データベースと同様、EDB Postgresを採用した場合の開発生産性を向上させるという。
EDB Postgresによるミッション・クリティカルな企業システム構築のサポートでも実績があり、同製品の総販売代理店を務めるアシストでは、自社からEDB Postgresのサブスクリプションを購入した顧客に対し、「SI Object Browser for Postgres V2.1」のクライアント・ライセンスを無償で提供する。これにより、EDB Postgresによるシステム構築の負荷軽減/工数削減に大きく貢献し、顧客企業における複数データベースの適材適所での有効活用を支援するとしている。
「SI Object Browser for Postgres V2.1」の新機能は次のとおり。
1. ストアドプロシージャ/パッケージの一覧表示・コンパイル・実行
EDB Postgresでは、従来のストアドファンクションに加え、ストアドプロシージャ、パッケージも作成可能。「SI Object Browser for Postgres」でも作成/表示に対応した。「SI Object Browser」では「SELECT」「CREATE」などの予約語はハイライト表示される専用のスクリーンエディタでコンパイルや実行を行うことができ、効率よく作成が可能。
2. シノニムの一覧表示・作成
シノニムは、他スキーマのテーブルやビューなどを自スキーマのように使用できるオブジェクト。「SI Object Browser for Postgres V2.1」では、専用画面を搭載した。対象とするスキーマやテーブルは、プルダウンで選択することができるので、素早く確実なシノニムの作成が可能。また、作成後は「参照」ボタンにより元となるオブジェクトの定義情報を確認することができる。
3. データベースリンクの一覧表示・作成
データベースリンクは、外部データベースのテーブルへのアクセスを可能にする機能。リンクの種類や外部データベースに合わせた接続方法をワンクリックで指定でき、作成後の接続テストも可能。