このサービスの特徴は次のとおり。
1. J-Across for AWS
クラウド運用管理サービス「J-Across」では、AWS環境とJSOLが提供するAWS連携環境(Zabbix proxy)をVPC Peeringで接続するため、迅速かつ容易に運用監視サービスを開始できる。
2. 運用監視対象としてSAP S/4HANAに対応
「J-Across」は、監視機能としてオープンソースの監視ツールであるZabbixを使用しており、高機能な運用監視サービスを従来よりも安価に提供可能。今回は、新たにSAP社が提供する統合パッケージSAP S/4HANAの統合監視に対応した。
3. SAP S/4HANA統合監視のメリット
SAP S/4HANAは、複数のコンポーネントで構成されており、コンポーネント全体の統合的な運用監視が必要であり、運用監視にあたってはSAP社が提供する各種の運用監視機能の構築、設定が必要となる。そこで、「J-Across」により、以下を連携させ、SAP S/4HANAを構成するコンポーネント全体の統合監視をワンストップで実現可能となる。
- Zabbixによる基本的なシステム監視
- AWSの監視通知機能であるAmazon CloudWatch
- SAP社が提供する運用監視サーバー「SAP Solution Manager」の最新バージョン7.2
- SAP製品に備えている監視通知機能「CCMS」
また、統合監視対象の主なコンポーネントは次のとおり。
- 「CCMS」を実装しているプライマリーアプリケーションサーバーなど
- インメモリデータベースSAP HANA(SAP HANA以外のデータベースも対応可能)
- SAP HANAを稼働させるOS