IBMは、セキュリティー・ビジネス戦略の1つとして「コラボレーション」を掲げている。今回発表した「IBM Security App Exchange ジャパン・エコシステム」は、2015年12月にグローバルで発表された「IBM Security App Exchange」について、日本での取り組みを拡充するものだという。
「IBM Security App Exchange」では、IBMのセキュリティー・アナリティクス製品「IBM Security QRadar」のアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)を公開し、ビジネス・パートナーが自社のアプリケーションを追加してカスタム・アプリケーションとして提供する。
ユーザーは必要なソリューションをダウンロードして迅速に導入できる。これにより、「IBM Security QRadar」の機能や適用領域が拡充され、IBM単独で取り組むよりも幅広いサイバー対策としてユーザー企業を支援できるという。グローバルでは、ユーザーのふるまい分析、インシデントの視覚化といった分野において、すでに60以上のQRadar関連アプリケーションが提供されているという。
今回発表した「IBM Security App Exchange ジャパン・エコシステム」では、日本のビジネス・パートナーが「IBM Security App Exchange」にてアプリケーションを提供する際の技術支援を行う。また、マーケティング活動や参加各社の情報交換なども実施する。現在、次のビジネス・パートナーが参加を表明しており、今後とも拡充を図る予定だという(アルファベット順)。
- Carbon Black社
- Cybereason社
- Exabeam社
- ファイア・アイ株式会社
- トレンドマイクロ株式会社
また、エムオーテックス株式会社は、「IBM Security App Exchange ジャパン・エコシステム」参加に向けて、今後アプリケーションを開発していく予定だという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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